AudioStockに効果音や曲をアップする時に審査があるのですが、たまに「ノイズが入っています」ということで審査が落ちることがあります。
明らかに「プチッ」という音が入っていてアップ前の自分のチェック漏れだったりすることもありますが、「ノイズが入っています」と言われたデータを聞き返してもノイズが確認できないこともあります。
また、ノイズがプラグインの仕様のようなものだったりすると、レンダリングをやりなおしても、ノイズが消えてないことが良くあります。
そんな時にノイズを除去するソフトがあったら便利だなと思っていました。
ノイズ除去ソフトとして、おそらく一番有名なんじゃないかと思われるのがiZotopeの RX 8(RX9)というソフト。
プロでも使っている人が多いとかで、評価も非常に高いです。
AudioStockの収入の累計が1万1000円くらいになっていたのですが、楽天の島村楽器で「RX8 Standard クロスグレード版」がちょうど11,500円と安かったので、買ってみました。
クロスグレード版はiZotopeの別の製品を何か持っていると、安い価格で買えるというセール価格のようなものです。
ちなみに、もう少しでRX9が発売されるみたいですが、登録のタイミングによっては、RX9に無料アップデートできるらしい。
RX8には、「Repair Assistant」という機能があって、ボタンをクリックするだけで、自動的にノイズを除去した3種類の案を提示してくれます。
実際に使う前は、「ノイズが入った音源をボタン1つで処理できたら便利だな」と思っていたのですが・・・。
実際に使ってみると、意外にもなかなか「Repair Assistant」がノイズを検知してくれません。
明らかに「ぷちっ」というノイズが入っていても、「No・・・detected」(ノイズは検知されなかった)と表示されることがあるんですよね。
なので、「De-click」や「De-clip」という機能を使って、手動でノイズを除去しなければならないことが少なからずあります。
自分の手で1つ1つ丁寧にノイズを除去したほうが良さそうですね。
また、評判が良かったので、いろんなノイズが除去できることを期待していたのですが、さすがに除去できないノイズも結構あります。
RX8を使うよりも、イコライザーで細かく調整したほうが綺麗になる、という場合もあります。
あると便利なソフトだと思いますし、録音やレコーディングとかを頻繁にする人にとっては、持って置いたほうが良いソフトだと思いますが、過信は禁物ですね。
最初からノイズが入っていないことに超したことはないです。
その他、便利だった機能が「Music Rebalance」という機能。
この「Music Rebalance」という機能は、ボーカルを取り除いたオケ音源を作ったり、曲の中からボーカルだけを取り出したり、ドラムパートだけを取り出したり、ベースパートだけを取り出したりできる機能です。
もの凄く綺麗という訳ではないですが「凄い」と思うレベルで、パートを分離してくれます。
楽譜のない既存の曲のリメイクの作業をしたりする際に、耳コピの作業で非常に役に立ったりします。
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