寝室で寝る時に、照明を消すためにスイッチのある壁まで歩いていかなければならないのが死にたくなる程度に面倒だったので、スマートリモコンとAmazonの「Echo」を使って音声で照明をコントロールしたいと考えていました。

しかし、スマートリモコンって日本で買うと安いものでも3000円~6000円くらいするんですよね。

照明用のリモコンの受信機も2000~4000円くらいしたりするので、音声で照明をオンオフするためだけに5000円~1万円払うのはコスパが悪いなと思ってました。


ところが先日、中国のAliExpress(アリババ)で1000円ちょっとのスマートリモコンを見つけたので、怖いもの見たさもあり、試しに買ってみました。

結果として無事に音声で照明をコントロール出来るようになったのですが、中華製ということもあり、やり方が分からず途中で少し苦労した部分もあったため、備忘録的な意味も含めてセットアップまでの方法を整理したいと思います。

なお、以下の方法で「音声で照明をコントロール」をする場合には、照明の他に

①照明用の受信機、②スマートリモコンをコントロールするための物(AmazonのEchoなど)、③スマホ、④2.4GHzで繋がるwifi

が必要になります。






●IR Remote Control Smart wifi Universal Infrared Tuya for smart home Control for TV DVD AUD AC Works with Amz Alexa Google Home

私がスマートリモコンを買った時は1134円だったのですが、今見たら1610円に値上がりしてました。それでも安いんですが。

メーカー名は良くわかりませんが中華製だと思います。

送料無料になっているのですが、1000円ちょっとのモノを中国から日本まで送料無料で送るって、どういうシステムなのか分かりません。利益が出ないどころから赤字なような気がします。

AliExpress(アリババ)のサイトは機械翻訳っぽいですが日本語にも対応していてアメリカのB&Hでオーディオインターフィエスを買った時に比べると特に悩む点もなく注文することができました。

12月31日に注文して1月12日に届いたので、届くまで2週間くらいかかりました。



スマートリモコンが届くまでの間に照明用(引っ掛けシーリング用)の受信機も買っておきました。

私が買ったのはパナソニックのリモコンと受信機がセットになったやつです。


●パナソニック(Panasonic) 光線式ワイヤレスリモコンSWセット WH7015WKP


リモコンと受信機がセットになったもの(WH7015WKP)はAmazonで4000円くらい買えますが、同じ物の新古品がメルカリで3000円くらいで出品されていたので、私はメルカリで買いました。

ちなみにリモコンがセットになっていないタイプのもの(受信機だけのもの。H70155WK)は3000円くらいで買えるのですが、スマートリモコンのセットアップでプリセットが使えない時には(受信機の)リモコンがないと設定で困る場合があるので、個人的にはリモコンがセットになったもの(WH7015WKP)を買っておいたほうが無難だと思います。

このパナソニックの受信機の良いところはリモコン操作によるオンオフだけでなく、壁スイッチでのオンオフにも対応していることです。

オーム電機の「受信機とリモコンがセットになったもの」が2000円以下弱で買えるのですが、このオーム電機の受信機はリモコンで「オフ」にしてしまうと、壁スイッチを「オン」にしても照明が点かないみたいです。





これに対しパナソニックの受信機は、リモコンで「オフ」にした後も、壁スイッチを「オフ→オン」と2回「カチカチ」とすることで照明が点くようになっています。

部屋から出入りする時には音声操作でオンオフをするよりも壁スイッチでオンオフしたほうが早いので、壁スイッチとリモコン操作の両方に対応しているパナソニックの受信機のほうが使い勝手は良いと思います。


ちなみに、オーム電機の受信機は「オン」と「オフ」のリモコンのボタンが別々になっていますが、パナソニックの受信機は「オン」と「オフ」のリモコンのボタンが同じになっています。

「部屋の外や自宅外から照明をスマホで消したい」という時には、「オン」と「オフ」が別になっているオーム電機の受信機のほうが便利です。

パナソニックの受信機のように「オン」と「オフ」のリモコンのボタンが同じだと、照明が消えていた時に「オフ」という信号を送ると照明が点いてしまうからです。

私は自宅外から照明を点けたり消したりすることがないのでパナソニックの受信機で困ることはありませんし、むしろ音声で操作をする場合にも「ライト」の一言で点けたり消したりできるのでパナソニックの受信機のほうが便利です(オーム電機の受信機の場合には「オン」と「オフ」の信号が別なので、それぞれ「ライト点けて」「ライト消して」と言わなければならないです。)。

オーム電機とパナソニックのどちらにするかは、

①壁スイッチを使うか、②自宅外から使うか、

という観点から選ぶと良いと思います。



受信機の話が長くなってしまいましたがスマートリモコンの話に戻ります。

注文から約2週間後にスマートリモコンが届きました。

箱の中に入っていたのは、

①スマートリモコン本体、②給電用のUSBケーブル、③説明書、④両面テープ(?)的なもの

でした。


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説明書は英語なのですが読んでもよく分からない。


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私の英語力の問題もあると思うのですが、なかなか分かりにくい説明書です。

「とりあえず『Smart life』というアプリをスマホに入れて、後は頑張れ」的なことが書いてあることは理解できたので、スマホにアプリを入れてみました。


『Smart life』というアプリは日本語にも対応しているのですが、セットアップのやり方を調べてもなかなか出てこない。


試行錯誤しながらセットアップに成功したやり方は以下のとおりだったと思います。

(うろ覚えの部分もあるので間違っているところがあればご容赦ください。)



(1)
スマートホンを2.4GHzでwifiにつなぐ(5GHzだとセットアプできないので注意)



(2)
smart lifeのアプリの「マイホーム」のタブの右上の+ → デバイスの追加 → その他 → スマートリモコン → スマートリモコンを追加する
(「スマートリモコン」と「スマートリモコン(Wifi + BLE)」とある。どちらが正解なのか良くわかりませんが、「スマートリモコン」でとりあえず追加できました。)
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(3)
smart lifeのアプリの「マイホーム」の「スマートIR」 → リモートコントロールパネルを追加 → ライト → 一致することを学ぶ → 「ON」を押して照明のリモコンのをスマートリモコンに向けて「切/入」押す
同様に「OFF」を押して照明のリモコンのをスマートリモコンに向けて「切/入」押す
(※プリセットから選ぶ「クイックマッチ」という方法もありますが、私は「クイックマッチ」上手くいきませんでした。)


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(4)
smart lifeのアプリの「プロフィール」 → サードパーティ音声サービス から 「Alexa」を追加
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(5)
smart lifeのアプリの「シーン」 → 「シーンを作成」 → 「ワンクリック実行」 → 「デバイスを実行する」 → ライト → オンとオフをそれぞれ追加
※パナソニックの受信機の場合はスイッチは同じなのでオン・オフをまとめて1つとして登録しても問題ありません。
※アレクサのアプリでライトが「デバイス」として認識されるのであれば、この作業は不要だと思いますが、私の場合アレクサのアプリの「デバイス」にライトが出てこなかったので「シーン」を使いました。


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(6)
Alexaのアプリ → 「その他」 → 「定型アクション」 → + → 「アクションを追加」 → 「スマートホーム」 → 「シーンをコントロール」→ 先ほど追加したシーンを選択する




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(定型アクション名に自分の好きな名前(「ライト」など)を入力する)
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(実行条件を入力する。「ライト」という声で実行する or AM7時になったら実行する等。)

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(アクションを追加する)

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(「シーンをコントロール」から先ほど登録したシーンを選択)
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上記のような方法で音声で照明をコントロール出来るようになるはずです。

「アレクサ ライト」と言ってオン・オフするだけでなく、「朝7時になったら照明を点ける」といった目覚まし的な使い方も可能です。

今回買ったスマートリモコンは安かったので、上手く機能しなかったら捨てればいいやと割り切っていたのですが、上手く動いてくれたので個人的には満足です。



ちなみに、音声でコントロールするための端末は、先日のセールのときに買った「Echo Show 5」を使っています。

「自分がEcho に話しかける」
 ↓
「Echoがスマートリモコンに信号を送る」
 ↓
「スマートリモコンが照明の受信機に信号を送る」

という流れです。(たぶん)




「Echo Show 5」通常時は8980円で売っていますが、11月のセール時には「Amazon純正 スマートプラグ」とセットで4465円になってました。。

スマートプラグは普段2000円弱するものなので、お買い得だったと思います。

Echo やFireはセール時に買ったほうが圧倒的に安いですね。


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「Echo Show」はスマートリモコンをコントロールするだけでなく、音楽を流したり、AmazonPrimeの動画を見たり、Youtubeを見たりと様々な用途で使えるので、日常的に重宝しています。

ベッドの横に置いておいて、朝起きた時にその日の予定や天気を確認できるのも便利ですし、ベッドで寝たまま動画を見たりして怠惰な生活を送れるのも良いです。

料理をしていて調味料などが無くなった時に「アレクサ『みりん』を買い物リストに追加して」と言えばリストに追加してくれるので、リビングやキッチン用の「Echo 」もセールの時に買っておけばかったと後悔しています。

11月のセールの時には「Echo Dot (エコードット)第3世代」が1500円くらいで売っていたので、もう一台買っても良かったんですが。


なお「Echo Show 5」の音質は「あまり良くない」と感じる人もいると思います。

低音をイコライザーで思いっきり持ち上げたような音で、ベースとキックの音が「ドン!ドン!」と鳴っており、ベースとキックとボーカル以外の音が小さく感じます。

マンションだと下の階の人への迷惑が気になるレベルかも知れません。

アプリのイコライザーで低音をカットすることも出来るのですが、全部カットしてもまだ「ボン!ボン!」と元気良く鳴っています。

イコライザーで切ってもキックが鳴ってるということは、低音が鳴っているだけでなく、倍音が共鳴しているのかも知れない。

ただスピーカーの小ささを考えると、これはこれでアリのような気がします。

「Echo」のような小さなモノラルのスピーカーは低音が小さいとシャカシャカした迫力のない音になってしまいますし、最近の曲はキックとボーカルが中心の曲が多いのでそれであれば低音とボーカルの帯域を目一杯前面に出してしまったほうが正解なのかも知れません。

そういった意味で「Echo」は良くできているなと思います。

「Echo」で音楽を聴く時は、集中して音楽を聴くというよりも、他の作業をしながらBGMとしてかけることが多いと思いますので、音としてはこれで十分だと思います。