ちょっと前まではマルチエフェクター等があれば自宅にアンプが無くても良い、という人が多かったと思います。

昔の自宅用の小型アンプは音が安っぽい物が多く、マルチエフェクターにヘッドホンを繋いで練習したほうが全然マシだったりしました。

他方でせっかく大きいアンプを買っても、良い音を出すためには大きな音を出す必要があったりして、結局近所迷惑になるので宝の持ち腐れになるケースも多かったと思います。

私自身もアンプはいくつか持っていたのですが、自宅でギターを弾くときはアンプを使わずにヘッドホンでモニタリングすることが多かったです。

しかし、最近の自宅用の小型アンプの進化には目を見張るものがありますし、近所迷惑にならないような小さい音でも十分に良い音が出せるようになってきました。

ギターを弾くときに、いちいちヘッドホンを着けなければいけないのは面倒ですし、夏はヘッドホンを着けたままギターを弾いていると耳が蒸れてきたりします。

しかも、ギターを弾いていると肩がこりやすいのですが、ヘッドホンを着けていると余計に首が痛くなったりするんですよね。

そこで、気軽に使えそうな小型アンプを実際に弾いて試してみたり調べてみたりしたので、それぞれの特徴と個人的なおすすめ度を整理していきたいと思います。


  • 【小さいアンプ】

  • ◆BLACKSTAR 「Fly 3 Bluetooth」




電池駆動    可能
音色数     少なめ(クリーン、オーバードライブ)
リバーブ等   ディレイ有り
大きさ     170mm x 126mm x 102mm
Bluetooth    有り
出力      3W、スピーカー3インチ・約7.6cm
価格      9000円前後


自宅用のギターアンプとしてベストセラー的に売れているのが、BLACKSTARの「Fly 3」ですね。

小型ギターアンプと言えば「Fly 3」みたいなイメージも定着しつつあるように思います。

今はBluetoothに対応したバージョンが出ているので、スマホの音楽をアンプで出しながら練習することも可能です。

「Fly 3」のすごいのは、小さい割にはそれなりに本格的な音が鳴るという、これまでの小型アンプのイメージを覆したところだと思います。

私も前にBluetoothの付いていないほうの「Fly 3」を買ったんですが・・・あまり使っていません。

「Fly 3」は良いアンプだと思うのですが、歪みを強くするとコンプレッサーを強くかけたような音になって、個人的にはあまり好みではありませんでした。

ただ売れている理由はすごく分かるし、このくらい小さいと何時でも気軽に弾けますし、音の好みが合えば最高の小型アンプだと思います。

綺麗に鳴らすためにはそれなりの技術が必要な音色ですが、ディレイが付いているのでディレイをかければ誤魔化しながら気持ち良く弾くことも可能です。



  • ◆BOSS 「KATANA MINI」



電池駆動    可能
音色数     普通(クリーン、クランチ、ブラウン)
リバーブ等   ディレイ有り
大きさ     230 mm×116 mm×181 mm
Bluetooth    無し
出力      7W、スピーカー10cm・4インチ
価格      1万円前後


以前にRoland 「MICRO CUBE」や「GC-405」を持っていてRolandの音の良さは身をもって体感していたのですが、この「KATANA MINI」もさすが天下のRoland=BOSSだけあって、音は良いです!

小型アンプのEQはTONEの1個か、BASSとTREBLEの2個しか無いことが多いのですが、「KATANA MINI」のEQは「BASS」「MIDDLE」「TREBLE」と3つあるので、細かい音色調整が可能です。

「よし! KATANA MINI買おう!」って思ったのですが・・・何度も音を聞いていると、歪みの音が正にBOSSの音なんですよね。

BOSSの歪みの音は「きのこたけのこ戦争」と同じくらい好みが分かれるところで、死者が出るレベルで激論が交わされることがあります。

私はBOSSの歪みの音は嫌いではないのですが、BOSSのエフェクターやアンプを使ってきたこともあり「またこの音か・・・」という感じで新鮮さがありません。

また強い歪みの音が「ブラウン」という名前なのですが、名前のとおりVAN HALENの時代のような音色で、人によっては「古臭い音」と感じる人もいるかも知れません。

ただ、BOSSの歪みの音に抵抗がない人であれば、「KATANA MINI」を買っておけば間違いないと思います。

私もメルカリで安く手に入れられるようであれば、とりあえず買って手元に置いておきたいと思っています。

ちなみに「KATANA MINI」にはBluetooth機能はありませんが、「KATANA-AIR」という機種にはBluetooth機能があるだけでなく、ギター自体もワイヤレスでアンプと繋ぐことができるので、ケーブルを一切使わずに使えます。

ただ「KATANA-AIR」は自宅用のアンプとしては値段がちょっと高いです。。。

もう少しお金出せば、それなりに良い真空管アンプが買えるレベル。







  • ◆YAMAHA  「THR5 V.2」



電池駆動    可能
音色数     多い(CLEAN, CRUNCH, LEAD, BRIT HI, MODERN、その他エフェクト多数)
リバーブ等   リバーブ有り
大きさ     270 x 160 x 120
Bluetooth    有り
価格      2万円前後
出力      5w×2(10w)、スピーカー8cm×2(約3インチ×2)


自宅用のアンプとして馬鹿みたいに売れているのがYAMAHAの「THR」シリーズ。

まず見た目が良いですよね。

これまでのギターアンプって黒を基調としたロック・メタルなイメージのものか、VOXのようなブリティッシュの雰囲気なものが多かったと思うのですが、「THR」シリーズはレトロな雰囲気があって、インテリアとして棚に置いておくだけでも所有欲を満たせそうな見た目をしています。

おそらくYAMAHAの「THR」を買った男性のほとんどは

女の子「これ、なぁに」

自分「これはギターアンプだよ」

女の子「素敵」

という妄想をして買っているんだと思います。

しかも、音色の種類も多く、歪みも複数選べて、リバーブだけでなく、コーラスやフランジャーなど、基本的なエフェクトは一通り使えるので、エフェクターを持っていなくても「THR」1個あれば困ることは無いでしょう。

別途エフェクターを買い足すことなく使えるということを考えると、2万円という価格は高くは無いと思います。

他方で、すでにエフェクターをいくつか持っている人にとっては、コスパはあまり良くないかも知れません。

「THR」シリーズの音は大半の人は「良い」と感じると思いますが、人によっては、こもり気味の「モコモコ」とした音に聞こえるかも知れません。

BLACKSTARの「カラっ」とした音とはある意味対極にあるような音なので、事前に試奏できるのであれば音色が自分の好みに合うか確かめてから買うのが良いと思います。

私も「THR」を買おうか迷ったのですが、音は良いものの値段の割には・・・という印象を持ったので、結局買っていません。

でも、見た目が可愛くて好みなので、そのうち買ってしまうかも知れません。


  • ◆Laney「MINI-STB」



電池駆動    可能
音色数     多い(「Tonebridge Guitar Effects」と連動させた場合)
リバーブ等   ディレイ有り、
大きさ     142mm × 205mm × 100mm
Bluetooth    有り
価格      9000円前後
出力      3w×2(6w)、スピーカー3インチ×2(約8cm×2)


いろいろ検討したのですが、小さめのアンプの中で個人的にはこのLaneyのアンプが一番好きでした。


Laneyというメーカーがあることは知っていたのですが、私は日本でLaneyのアンプを使っている人を見たことがなく国内でもあまり売っていないメーカーなので、当初は選択肢に入っていませんでした。

しかしYoutubeでLaneyの「MINI」シリーズのレビュー動画を見てみたところ、音がすごく好みでした。



実機を試奏できるお店がなかったのでメルカリで中古を買ってみたのですが・・・これはとても良いです!

「Tonebridge」というスマホ・タブレット用のアプリを使うと様々な音が出せます。

例えばアプリでアーティスト名で「Gun's N' Roses」と検索すると「Gun's N' Roses」の有名な曲がいくつか出てきて、その中から曲名「Sweet Child O' Mine」を選ぶと「Sweet Child O' Mine」のギターと同じようにセッティングされたパッチが使えます。

そのため同様の価格帯の「Fly 3」や「KATANA MINI」に比べ物にならないくらいの音色が使えますし、自分のギターが上手くなったかのように勘違い出来るような気持ちの良い音色がたくさんあるので、楽しくギターを弾くことができます。

「Tonebridge」はスマホ等をマルチエフェクターのようにして使うシステムになっているみたいです。

もちろん「Tonebridge」を使わなくてもアンプとして使えますし、素のアンプとしても音も好みでした。

いかにもミニアンプというような軽い音なのですが、デジタル臭さが全く無く、弾いたとおりのニュアンスで音が出る感じの昔ながらの素直なアンプの音がします。

歪み系のペダルとの相性も良くEffects Bakeryの 「Croissant Distortion」と合わせてみたところ、とても良い感じでした。



いろいろなペダルやマルチエフェクターと組み合わせて使ってみるのも楽しいアンプです。


ただし・・・Laneyの「MINI」シリーズは、良いところばかりではなく、欠点もあります。

まず「Tonebridge」というアプリを使った時に音の遅延が気になることがあります。

iPadを使うと遅延はほとんど気にならないのですが、Androidのスマホを使うと実用に耐えられないくらいの遅延が発生します。

私のAndroidスマホのスペックが低いせいかも知れませんが、海外のユーザーのレビューを見てもAndroidでは遅延が酷いというレビューがあるのでAndroidのアプリ側の問題のような気もします。

また、App Storeの「Tonebridge」は自分で作った音色を保存するメニューがあるのに対し、Androidのほうでは自分で音色を作るメニューが無いようでした。

なので、iPadかiPhoneを持っている人でないと「Tonebridge」というアプリを十分に活かしきれない可能性があると思います。

「Tonebridge」というアプリを使わなくてもLaney「MINI-STB」の音は良いのですが、素のアンプの音はかなり人によって好みが分かれる音だと思います。

ピッキングの強弱によって歪みの量を変えることができるという点では素直で良い音だとは思うのですが、ちょっとしたミスもはっきりと分かる音でもあるので、「Tonebridge」を使わない場合にはある程度ギターのテクニックがある人でないと、気持ちの良い音を出すのは難しいかも知れません。

また歪みを強くすると潰れたような安っぽい音になってくるので「Tonebridge」かペダルを使わない限りメタル的な音は出せません。

そのため、強い歪みの音を出したい場合には「Tonebridge」を使うか、アンプの前にペダルをかませる必要があるのですが、この点においてはBLACKSTAR「Fly 3」、BOSS「KATANA MINI」、YAMAHA「THR5」のほうが使い勝手が良いと思います。

なお、Laney「MINI」シリーズで「Tonebridge」というアプリを使うためには付属の専用の「LSIケーブル」でアンプとスマホ等を繋ぐ必要があるのですが、私は中古で買ったため「LSIケーブル」はありませんでした。

専用ケーブルの見た目が4極の「TRRSフォン」ケーブルのようだったので、ネットで4極ケーブルを買って挿してみたところ「Tonebridge」が使えました。

4極ケーブルにはいくつか規格があるようなので、物によっては使えないかも知れません。




ちなみにLaneyの小型アンプには「MINISTACK」というシリーズもありますが、見た目が好きなほうを選べば良いと思います。





  • 【やや大きめ】

Laneyの「MINI-STB」は個人的には良かったのですが、ミニアンプで遊んでいるうちに「もう少し大き目なアンプでギターを弾いてみたいな・・・」という欲が出てきました。

アンプは基本的にスピーカーの大きさに比例して、音も良くなっていく傾向があります。

「Fly 3」「KATANA MINI」「THR5」はいずれも大きさを考えると音は良いのですが、もう少し大きめのアンプでも自宅で使うことは可能です。

そこで、近所迷惑ならず狭い部屋でも邪魔にならない程度の大きさの小型のアンプも検討してみました。


  • ◆BLACKSTAR 「ID:CORE V3 STEREO 10」




電池駆動    不可(ただし、別売りの「PB-1パワーバンク」を使うとコンセント無で使える)
音色数     多い(クリーン2種、歪み4種、モジュレーション、ディレイ、リバーブ)
リバーブ等   リバーブ有り、
大きさ     340mm x 265mm x 185mm
Bluetooth    無し
出力      5w×2(10w)、スピーカー3インチ×2(約8cm×2)
価格      1万円前後(Amazonの場合)


BLACKSTARの「Fly 3」の歪みの音が自分の中であまり好みではなかったので、BLACKSTARのその他のアンプは選択肢から除外していたのですが、意外に盲点だったのが「ID:CORE」というシリーズ。

BLACKSTARの「ID:CORE V3 10」は、YAMAHAの「THR5」と同じくらいの音色数、エフェクト数があり、しかもオーディオインターフィエス機能まで付いていて、サイズも「THR5」より一回り大きいにもかかわらず、価格は「THR5」の半分くらい。

「ID:CORE」シリーズは海外ではそこそこ売れているようなのですが、日本では取り扱っている店舗が少ないのか、あまり評判を聞きません。ネットのレビューも少なめです。

試奏できる環境も無かったので、試しにフリマで新古品(7000円くらい)を買ってみました。


「Fly 3」と比べて「ID:CORE V3 STEREO 10」の良いところは、クリーンを2種類から、歪み4種類の中から選べる点ですね。

「Fly 3」は音色の選択肢が少ないので自分の好みに合わなければ、別のアンプを買い直すか、ペダルを使ったりして調整していく必要があります。

他方で「ID:CORE」は、クリーンも歪みも複数の選択肢が用意されているので、自分の好みの音色が見つかる可能性が高いです。

しかも、「ID:CORE」はPCに繋いで「Architect」というソフトを使うことで、BASS・MID・TREBLEだけなく、RESONANCE・PRESENCEまで使えるので、かなり細かい音色の調整が可能ですし、作った音色を保存できるのでちょっとしたマルチエフェクターのような感覚で使えます。

しかもヘッドホンやLINE出力で使う場合には「Cab Rig Lite」というキャビネットシュミレーターも使えるので、それなりに遊べます。

「Fly 3」に比べて良くないところ(デメリット)は、電池駆動が使えないことと、スピーカーのサイズが小さい割には全体として大きいところだと思います。

一応、別売の「PB-1パワーバンク」という電源を買えば「ID:CORE」もコンセント無しで使えるのですが、「PB-1パワーバンク」は1万円以上します。

ただ、「ID:CORE V3 STEREO 10」は「Fly 3」と比べてもそれほど大きな価格差はないので、少し大きめのアンプでも良くて電池駆動にこだわらないのであれば「ID:CORE」のほうがコスパは良いと思います。

なお、先ほどお話したとおり「ID:CORE 」シリーズはPCに繋いで「Architect」というソフトを使うことでかなり細かく音を作り込むことができますが、「Architect」を使うためにはBlackstarのサイトにログインをした上で製品のシリアルナンバーを入力して製品登録をしなければならないようでした。

私は中古で買ったので製品登録を求められた際に「やばい!Architectが使えないかも!」と一瞬焦ったのですが、前の所有者が製品登録をしていなかったようで、無事に「Architect」を使うことができました。

「ID:CORE 」シリーズを中古で買った場合、「Architect」を使えない可能性もあるので、その点は注意が必要だと思いました。

「ID:CORE V3 STEREO 10」の対抗馬としては、やはりYAMAHAの「THR5」あたりでしょうか。

「ID:CORE」と「THR5」の音を比べると、「THR5」のほうが良いと感じる人のほうが多いのではないかと思います。

ただ「THR5」のほうは常にエフェクトがかかったような少しこもったような音であるのに対し、「ID:CORE」は「カラッ」とした乾いた音が特徴的なので、音に関しては好みが分かれるところだと思います。

あと大きいほうが良い音が出しやすいだろうと思って「ID:CORE V3 STEREO 10」を買ってみたのですが、スペックを見てみると「ID:CORE V3 STEREO 10」のスピーカーは他の小型アンプと比べてもそんなに大きくないんですよね。買ってから気がつきました。

BLACKSTAR 「Fly 3」 ⇒ 3W、スピーカー8cm(3インチ)
BOSS 「KATANA MINI」⇒ 7W、スピーカー10cm・4インチ
YAMAHA  「THR5 V.2」⇒ 5w×2(10w)、スピーカー8cm×2(約3インチ×2)
Laney「MINI-STB」  ⇒ 3w×2(6w)、スピーカー8cm×2(約3インチ×2)
「ID:CORE V3 10」  ⇒  5w×2(10w)、スピーカー8cm×2(約3インチ×2)

スピーカーのサイズだけで比べると「KATANA MINI」だけが4インチで一番大きいです。

一般的にスピーカーのサイズが大きいほうが低音も出しやすいので、「KATANA MINI」の音が良いと感じる人が多いのは、スピーカーの大きさが他のアンプよりも大きいからかも知れません。





その他、検討の中で選択肢に上がったメジャーなアンプもいくつか整理したいと思います。

  • ◆Marshall 「MG10」「MG15」





電池駆動     不可
音色数     少ない
リバーブ等   ない
大きさ     「MG10」290 x 310 x 170、「MG15」375 x 370 x 195
Bluetooth    無し
価格      「MG10」9000円前後、「MG15」1万4000円前後
出力      「MG10」10w・スピーカー6.5インチ、「MG15」15w・スピーカー8インチ



昔のバンドメンバーの結婚式で演奏をすることになりメンバーがマーシャルのギターアンプ持ってきたことがあるのですが、びっくりするくらい音が良かったのでマーシャルも選択肢に入れていました。

式場で聞いたアンプは30Wか40Wのやや大きめのアンプだったと思うのですが、自宅で使うとなると10Wの「MG10」か15wの「MG15」あたりが現実的だと思います。


他の小型アンプに比べるとスピーカーが大きめでアンプっぽい音が出るのは良いと思うのですが、「MG10」「MG15」くらいまで小さくなってくると・・・マーシャルという名前が付いている割には少し残念・・・という音に感じてしまいます。

マーシャルはスタジオに置いてあることが多いので、どうしてもスタジオにあるJCM800と音を比べてしまいます。

アンプメーカーとして有名過ぎるが故に、上位のモデルと比較されて厳しめのレビューが増えてしまうというところが、マーシャルの自宅用アンプの可愛そうな宿命でもあると思います。



  • ◆Fender 「FRONTMAN 10G」



電池駆動    不可
音色数     少ない
リバーブ等   ない
大きさ     260 × 280 × 146
Bluetooth    無し
価格      7000円前後
出力      10w・スピーカー6インチ


フェンダー好きにとっては「FRONTMAN」シリーズのアンプは魅力的だと思います。

シンプルでかっこいい。おっさん臭いところがまた素敵。

小さくてもちゃんとフェンダーのアンプの見た目をしているのが良いですね。

一時期、新品が5000円以下で買える時期もあったりしたのですが価格の割には音は良いです。

価格破壊と言って差し支えないレベル。

ペダルをかませてもナチュラルなかかり方がするのも良いですし、かなりコスパは良いです。

ミスをごまかしにくい自然な音が出るという点ではギターが上達しやすいアンプだと思いますが、良くも悪くもフェンダーのアンプの音なので、自分の気に入った音を出までのハードルは高いかも知れません。

他方で様々なペダルと合わせることで音作りを楽しめるという点では上級者がオモチャとして使えるアンプでもあると思いますが、ペダルやエフェクターの沼にはまってひたすら浪費を繰り返す可能性も秘めていると思います。

私は買い物かごに入れてポチる直前まで行ったのですが、DAWのプラグインにフェンダーのモデリングが大量に入っているので、「敢えてフェンダーのアンプを買わなくてもいいかな」と思ってしまい、結局買いませんでした。

フリマアプリで4000円程度で売られていることもあるので、安い割に良いアンプを買いたい人にとっては、おすすめだと思います。

ギターが上達した後も長く使えるアンプだと思います。




  • ◆VOX 「Pathfinder 10」



電池駆動    不可
音色数     少ない
リバーブ等   ない
大きさ     380  × 260 × 170
Bluetooth    無し
価格      6000円前後
出力      10w・スピーカー6.5インチ


VOXの「Pathfinder 10」は一時期「自宅用の小型アンプと言えばコレ」というくらい売れてましたね。(今でも売れているのかな?)

出回っている量が多いので、運が良ければフリマサイトで2000円前後で買えますが、新品でも6000円前後と安いです。

コスパだけで見ればトップクラスのアンプだと思います。

自分が高校生の時にこんなにコスパの良いアンプがあったら良かったのになぁと考えてしまいます

ただ、マーシャルやフェンダーと同様に、自分のイメージした音を作るためにはペダルと試行錯誤が必要になってくるので、「簡単に格好良い音を出したい」という人には向いていないかも知れません。

まぁ試行錯誤しながら自分の好きな音を見つける作業も楽しいんですけどね。

自宅用アンプとしては、あまりにもメジャー過ぎるので私は買いませんでしたが、音楽の世界では最初から王道の物を買ってしまうのが正解であることも多いので、とりあえず安いアンプが欲しいという人にとっては無難な選択肢だと思います。


  • ■歪み用のペダル(エフェクター)

アンプを買った後に「自分のイメージしていた音と違う!」って感じることは良くあることだ思います。

特に歪み(オーバードライブやディストーション)系の音は人によって好みがバラバラなので、他の人が「良い!」と言っている音が自分の好みに合うとは限りません。

では、アンプの音が自分の好みでなかった場合にどうするかなのですが、アンプを売る前にペダル(エフェクター)を追加することで、自分の好みの音に近づけることができる可能性があります。

先ほど紹介したアンプのうち特にLaney、Marshall、Fender、VOXあたりのアンプは、音が自然である反面、アンプだけで歪みを作ろうとすると残念な音になりがちです。

そんな時には、アンプのゲインの量を減らして、ペダルで歪みを作ってあげると良い感じになると思います。


ペダルはアンプ以上に沼にはまりやすく基本的にお財布に優しくない世界ですが、「Effects Bakery」というメーカーが安くて良質なペダルを出しているので、個人的におすすめです。




歪み系のエフェクターの中では初心者の人であれば「Croissant Distortion」が使いやすいと思います。



名前には「ディストーション」を書いてありますが、実際には「強めに歪ませることも出来るオーバードライブ」といった感じのエフェクターで、これ1台あれば守備範囲の広い歪みの音を作ることが可能す。

ちなみに、バンドの練習でスタジオに入ると、他のギタリストとの間でマーシャルとJC-120(ジャズコ)のどちらを使うかで揉めることが良くあるのですが、喧嘩に負けてJC-120を使う羽目になった時にも、この「Croissant Distortion」があれば良い感じの歪みの音を作ることができます。


ちなみにBOSSも様々なエフェクターを出していて有名なので、BOSSのエフェクターを集めたくなる人は多いと思うのですが、個人的にBOSSのコンパクトエフェクターを集めるくらいであれば最初のうちは「ME-80」などのマルチエフェクターを買ったほうがお得だと思います。




昔は「コンパクトエフェクターの音」 >>>>(越えられない壁) >>>> 「マルチエフェクターの音」という感じで、マルチエフェクターを使っていると「捨てられた子犬」を見るような哀れみの目で見られることもあったのですが、最近はマルチエフェクターも進化していて、コンパクトエフェクターとマルチエフェクターの違いは、好みの違いの世界になってきています。


また、昔のマルチエフェクターは基本的に操作が面倒だったりするんですが、BOSSの「ME」シリーズはツマミがいっぱい付いていてコンパクトエフェクターと同じような感覚で使えます。

しかも、マルチエフェクターには、様々なペダルやアンプのモデリングが入っていたりするので(例えばBOSSの「ME-80」にはBOSSのペダルの他にIbanez の 「TS-808」 やElectro Harmonics の 「Big Muff」 のモデリングが入っている)、有名なペダルにどのような特徴があるのか自分の耳で勉強することもできます。

なのでエフェクターにあまりお金をかけられないという人は、最初からマルチエフェクターを買っておいたほうが良いと思います。

ただマルチエフェクターでは作れない自分が好きなペダルが見つかった時には、結局コンパクトエフェクターの沼にはまっていくんですけどね。


私も最近話題のLimetone Audioの「JACKAL」とか欲しいです。在庫切れが続いてるんですけどね。







  • ■モニタリング用のヘッドホン

蛇足ですが、アンプを買った後も夜中にギターを弾く時にはヘッドホンを使わざるを得ないことあると思います。

自宅にあるヘッドホンを色々と試してみたのですが、ギターを練習する時には個人的にはAKGの「K240」が使いやすいと思います。





「K240」は付け心地が良く疲れにくく、耳をすっぽりと覆うタイプで半解放型(セミオープン)なので蒸れにくいです。

低音もそこそこ出るものの解像度が高すぎないのでギターの音が耳に刺さるような不快感もありません。