BOSSのマルチエフェクター「GT-1」のフットスイッチが小さくて踏みづらいのと、土足で踏むのに抵抗があったので外部接続用のフットスイッチを購入しました。

購入してから失敗したと思ったことがあったので、注意喚起も含めて情報を整理したいと思います。


まずBOSSのフットスイッチには以下の4種類があります。

① FS-5L



② FS-5U



③ FS-6



④ FS-7







  • 「FS-5L」と「FS-5U」

「FS-5L」と「FS-5U」は、スイッチが1個だけですが、2個買うと合体できるようになっています。

なので、1個として使うことも、2個として使うこともできるというメリットがあります。

また楽器店やフリマで安く、古いものなら1000円ちょっと、新品に近い中古品でもタイミングが良ければ2000円以下で購入できるのもメリットです。

FS-5L」は基本的に「ラッチ」タイプで、踏むことでオンとオフが切り替わり、足を離しても切り替わった状態が維持されます。(「FS-5L」の「L」はラッチという意味です。たぶん。)

FS-5 U」は基本的に「アンラッチ」タイプで、踏んでいる間だけオンの状態になるので足を離すとオフに戻ります。(「FS-5U」の「U」はアンラッチという意味です。たぶん。)

例えばギターソロの間にゲインを上げたいという場合、「FS-5L」はソロの前と後に2回スイッチを踏むことになりますが、「FS-5 U」はギターソロの間ずっと踏みっぱなしにする形になります。

ただし、後述のとおり「GT-1」ではマルチエフェクターの側でも「ラッチ」と「アンラッチ」を切り替えることができるシステムになっています。

そして、ラッチタイプの「FS-5L」にはスイッチのオン・オフを示すLEDライトが付いていますが、「FS-5 U」にはLEDライトは付いておらず、しかも両者は価格は同じです。

そうすると「LEDが付いているFS-5Lのほうが絶対にお得でしょ」となりそうなのですが、これが罠で後述のように「GT-1」で「FS-5L」を使おうとすると少し困った状態になる場合があります。

私は最初に「FS-5L」を買ったのですが、ポチった後に急に「あれ?GT-1でFS-5Lって使えるんだよね?」という不安に駆られました。

そこで、念のため取扱説明書を見てみたところ・・・「FS-5L」が載っていない。。。

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スイッチの設定を見ると、いずれもアンラッチの設定に切り替えるように指示されているんですよね。

setumeisyo02


そうすると、ラッチタイプの「FS-5L」は使うことが出来ないような気がしてきます。

「FS-5L」が届いたので、実際にGT-1で使えるか試してみました。

・・・あぁ・・・2回踏まないと「オン」「オフ」の切り替えができない

例えば、GT-1で「CTL2」(コントロール2)にゲイン量増加を割り当てた場合、「FS-5L」を2回踏まないとゲインが増加せず、ゲイン量を下げる時にも2回踏む必要がありました。

「これは使えないな・・・メルカリで売るか」と思ったのですが、試しにGT-1の「CTL2」の「SOURCE MODE」を「TOGGLE」(ラッチタイプ)から「MOMENT」(アンラッチタイプ)に切り替えたところ、「FS-5L」を「ラッチタイプ」として使うことができるようになりました


ややこしいので整理すると

① ラッチタイプのフットスイッチ(FS-5L)をGT-1に繋いだ場合

GT-1の設定が「TOGGLE」(ラッチ) → 使えない(厳密には使えるが2回踏む必要あり)

GT-1の設定が「MOMENT」(アンラッチ) → ラッチタイプとして使える


② アンラッチタイプのフットスイッチ(FS-5 U)をGT-1に繋いだ場合

GT-1の設定が「TOGGLE」(ラッチ) → ラッチタイプとして使える

GT-1の設定が「MOMENT」(アンラッチ) → アンラッチタイプとして使える


要するにGT-1では、「FS-5 U」はラッチタイプとしてもアンラッチタイプとしても使えますが、「FS-5L」はラッチタイプとしてのみ使えるということです。


なので、フットスイッチをアンラッチタイプとして使うことも考えているのであれば、「FS-5L」ではなく「FS-5 U」を買ったほうが、使い方の幅が広いというメリットがあります。

他方でく「FS-5 U」にはLEDが付いておらずオン・オフが分かりにくいというデメリットがあるため、アンラッチタイプとして使う予定がないのであれば、「FS-5L」のほうが良いかも知れません。

(ただ「FS-5L」はGT-1の説明書には記載がないので、使う場合には自己責任でお願いします。)



  • 「FS-6」と「FS-7」

スイッチが2個付いている「FS-6」と「FS-7」は、フットスイッチの側に「ラッチ」と「アンラッチ」を切り替えるスイッチが付いているので、フットスイッチの設定を「アンラッチ」にした上でGT-1の側で「TOGGLE」(ラッチ)から「MOMENT」(アンラッチ)を選ぶことで、どちらでも使うことができます。

それなら、「FS-5」よりも「FS-6」か「FS-7」のほうが良さそうな気もしますが、「FS-6」か「FS-7」にもデメリットがあります。


「FS-6」はスイッチが横に並んでいるタイプです。



中古で比較的安く入手できますが、相場的には「FS-5」を2個買う場合よりも高い場合が多いです。

この「FS-6」の最大の弱点は、電池がないと駆動しないこと、そしてアダプターでの利用ができないことです。

「FS-5L」は電池が切れてもLEDが点灯しなくなるだけでスイッチは機能するのですが、「FS-6」は電池が切れるとスイッチとしての機能が使えなくなります

ライブの途中で電池が切れたりするとパニックになるので、事前に新しい電池にしておいたほうが良いのですが、手間がかかるので「FS-6」はあまりおすすめしません。



「FS-6」の欠点を改善したのが「FS-7」です



こちらははスイッチが縦に並んでいるタイプで、アダプター接続に対応しているので、途中で電池が切れて使えなくなるということはありません。

しかもサイズも「FS-6」よりもコンパクトです。

「FS-7」の欠点としてはスイッチを踏んだ時にLEDが見えづらいことと、比較的新しい機種なので中古品があまり出回っておらず、基本的に定価で買うのが前提になるところです。


  • まとめ

このように、GT-1で使えるフットスイッチには、それぞれメリットとデメリットがあります。

整理すると以下のようになりますが、ご自身の利用環境などに合わせて選んでいただくのが良いのではないかと思います。

「FS-5L」(スイッチ1個)
○LEDが付いている
○電池が切れても使える
○中古で安く入手できる
×ラッチタイプとしてしか使えない(アンラッチにはできない)

「FS-5U」(スイッチ1個)
○電池なしで使える
○中古で安く入手できる
○ラッチタイプでもアンラッチタイプでも使える
×LEDがない

「FS-6」(スイッチ2個)
○LEDが付いている
×電池が切れると使えない


「FS-7」(スイッチ2個)
○サイズが小さい
○アダプターが使えるので電池の残量を気にしなくて良い
×中古品が少ない
×LEDが付いているが見えにくい



  • フットスイッチを繋ぐケーブル

最後に、GT-1とフットスイッチを繋ぐケーブルですが、こちらも結構悩むかも知れません。

「FS-5L」又は「FS-5U」を1個だけ使う場合

この場合はシンプルで、普通のフォンタイプのモノラルのプラグ(端子の黒い線が1本だけ入っているギターのシールドなど)が使えるので、種類も豊富で価格もピンキリなので悩むことはないと思います。





「FS-5L」又は「FS-5U」を2個使う場合

この場合は、フォンタイプのプラグのうち、一方がステレオ(黒い線が2本)で、もう一方が2又でモノラル(黒い線が1本)になっているものを用意する必要があります。

しかし、この「一方がステレオで、もう一方が2又でモノラルになっているフォンケーブル」は、あまり種類がないので、自分の用途に合う長さのケーブルがなかなか見つからないということもあるかも知れません。





「FS-6」又は「FS-7」を使う場合

この場合は「一方がステレオで、もう一方が2又でモノラルになっているフォンケーブル」の他に、「両方がステレオになっているフォンケーブル」も使えるので、あまり悩むことはないと思います。