• Dyna-Mu
Dyna-Mu

Dyna-Muは、マスタリングスタジオによく置いてある定番のMANLEYのStereo Variable MUをモデリングしたコンプレッサーのようです。

実機は50万円くらいしますね。

「暖かくクリーミーなサウンド」が特徴で、ミックスの際にまとまりを与えるための使うこともできますし、個々のトラックに刺して音を太くするという用途でも使えます。

また強めにかけて音が飽和した状態の鈍りも魅力的だと思います。



  • Opto Compressor
12 Opto Compressor

Opto Compressorは、かかりが緩やかな光学式コンプレッサー(オプトコンプ)です。たぶんIK Multimediaのオリジナル。

オプトコンプはかかりかたが緩やかでアタックが潰れにくいので、アタックを残しつつ、音のダイナミックレンジを揃えたい時は使い勝手が良いと思います。

圧縮されたという感じが少なくクリアなので、ボーカルやクリーン系の楽器に合うと思います。


  • Black 76 Limiting Amplifier
18 Black 76 Limiting Amplifier

Black 76 Limiting Amplifierは、スタジオによくあるUrei1176をモデリングしたリミッターですね。

マニュアルによると「ドラム、ボーカル、ベース、ギター、ピアノ、合唱団、金管楽器、弦楽器など、あらゆるものに使用できます。」「たとえば、ボーカルは、Black 76を通過すると、存在感、一貫性、明瞭さ、パンチが得られます」「ドラムにパワーと密度を与え・・・ギターに魔法のミッドレンジゾーンを与えます。」と書いています。

実機の1176はFET (電界効果トランジスタ)を用いたコンプレッサーで、アタックタイムが速い(最速0.02ms)のが特徴です。

1176を通すことで加わる歪み感や、エレキギターの音圧の壁のような感じが好きで使っている人も多いと思います。



  • White 2A Leveling Amplifier
22 White 2A Leveling Amplifier

White 2A Leveling Amplifierは、オプティカルコンプレッサーの名機Teletoronix LA-2Aをモデリングしたコンプレッサーです。

オプティカルコンプレッサーをモデリングしているためアタックが遅めで、Urei1176をモデリングした先ほどのBlack 76 Limiting Amplifierとは対照的です。

アタックやリリースが遅めで「ぼんやり」とした効き方をするという特徴から、ボーカルやストリングスに向いていて、音に温かみが加わります。

アタックが遅いので、ドラムやパーカッションには使いづらいと思います。



  • Stealth Limiter
17 Stealth Limiter

Stealth Limiterは、マスタリング用のリミッター。

いわゆるマキシマイザー的な使い方をするためのもので、透明感を保ったまま音圧をあげることができます。

使い方も簡単です。

 Limiterの発売を受けて、それまでWavesのL2やL3を使っていたけれども、Stealth Limiterに乗り換えたという人も少なからずいたのではないでしょうか。

ただ、最近ではStealth LimiterよりもOzoneのマキシマイザーのほうが人気のようですね。

DTMの時代の流れは早い。



  • Brickwall Limiter
19.5 Brickwall Limiter

Brickwall Limiterは、文字通りのブリックウォール(レンガの壁)のリミッターで、音量を設定したレベル以下に抑えるという機能があります。

コンプレッサーのレシオの比率を無限大にした状態、と考えると分かりやすいかもしれません。

かかり方は透明感がありクリアです。



  • Classic T-RackS Clipper
19 Classic T-RackS Clipper

Classic T-RackS Clipperは、シンプルに操作できるリミッターですね。WavesのL1やL3と同じような感覚で使えます。

このプラグインも以前に無料で配布されていたようです。

IK Multimediaの説明によれば、「最終段階で使えるダイナミック・コントロールとしてはもちろん、ハーモニック・サチュレーションを加えることも可能です」「暖かさのないトラックに生命を吹き込み、大胆さを与えたり、特別なディストーションを加えたりする・・・」と書いてます。





  • Classic T-RackS Multi-band Limiter
20 Classic T-RackS Multi-band Limiter

Classic T-RackS Multi-band Limiterは、3バンドのリミッターです。

低域、中域、高域のバンドごとにインプットレベルとThresholdを調節できるようになっています。

イメージとしてはWavesのL3 Multimaximizerのバンド数を減らしてディスプレイも無くした感じですかね。

私はあまり使っていないです。



  • Quad Lim
21 Quad Lim

Quad Limは、4バンドのリミッターですね。

IK Multimediaの説明によれば、「ミックスのステレオ・マスター・バスにインサートし、特定の周波数帯域で生じるレヴェルのオーヴァーロードの問題を取り除くことを可能にしてくれるプロセッサーです。」「特に、ライヴ・レコーディングなど、時間軸上、素材の周波数領域が劇的に変化するような素材に対して有効な処理を行うことができるのです。」と書いてあります。

音の変化が少ない自然な感じのリミッターという感じですね。

マルチバンド・リミッターの後に、さらにブリックウォール・リミッターを作動させることができるようになっています。




ここからバスコンプ系です。


  • Bus Compressor
12 Bus Compressor

Bus Compressorは文字どおりバストラックにインサートして音をまとめるためのコンプレッサーですね。

マニュアルには「最も人気のある英国のアナログミキシングコンソールの1つに組み込まれたステレオマスターバスコンプレッサーをモデルにしています」とあるので、SSLのミキシングコンソールのバスコンプレッサーをモデリングしたものだと思います。

バストラックに使うことでばらついた音に自然さを保ったまままとまりとパンチを与えることができます。


  • Vintage Tube Compressor/Limiter Model 670
13 Vintage Tube Compressor Limiter Model 670

Vintage Tube Compressor/Limiter Model 670は伝説の真空管コンプレッサーのFairchild 670をモデリングしたコンプレッサーです。

実機のFairchild 670は真空管を20本も使った大きなコンプレッサーですが、1000台ほどしか生産されておらず、ビートルズやピンク・フロイドも使っていたのだとか。

バストラックやマスターにインサートするとこで、複数の楽器の音を接着させる、パンチを与えることができます。

1dB~2dB程度だけ圧縮しただけでも音に暖かさや太さを与えることができるため各トラックにインサートするという使い方でも良いと思います。

またThresholdを0にしてINPUT GAINをあげると、音が圧縮されていない状態でFairchild670の音の太さやパンチを与えることもできます。

このプラグインは本当に便利で、音がうまい具合に馴染んでくれない時に刺すだけで簡単にまとまり感を出すことができるのですが、音は少し劣化する(軽く歪む)ので使い過ぎに注意です。



  • Precision Comp/Limiter
14 Precision Comp Limiter

Precision Comp/LimiterはNeve 33609をモデリングしたコンプレッサー。

Neve 33609はバスコンプとして使われることが多いと思いますが、マスターに入れても良いと思いますし、各トラックに刺しても良いと思います。

あまり細かい設定はできませんが、圧縮はかなり緩やかなので、音が押しつぶされた感を出さずに音を圧縮できます。

通すだけで「太くて厚い」音になるので、Vintage Tube Compressor/Limiter Model 670と同じように、Thresholdを0にして音を通すという使い方もあると思います。



  • Classic T-RackS Compressor
15 Classic T-RackS Compressor

Classic T-RackS Compressorは昔のT-RackSっぽい黄色のコンプレッサー。こちらも以前に無料で配布されていたらしい。

以前はこのClassic T-RackS Compressorは結構人気でしたね。私もよく使っていたような記憶があります。懐かしい。

通すだけでアナログ感を与えることができ、サチュレーション的に使えるので、音が前に出てこないとか、物足りなさを感じる時にとりあえず通してみる、というのも良いと思います。


  • Quad Comp
16 Quad Comp

Quad Compは、周波数帯域を自由に4つに分けた上で個別に圧縮できるマルチバンドのコンプレッサー。

光学コンプレッサーのようなので、かかりかたが滑らかです。

ディスプレイに、各帯域のゲインリダクションと出力レベルが表示されるので、視覚的に使えるのも良いと思います。



次はその他のプラグインを見ていきたいと思います。