• Saturator X
23 Saturator X

Saturator Xは、文字どおり「サチュレーター」です。

アナログ的な歪みと倍音を加えて、暖かさ・存在感を音に加えます。

前に出て欲しい音が後ろに引っ込んでいる時は、イコライザーやコンプレッサーをかけるよりも、サチュレーターをかけたほうがイメージどおりの仕上がりになることが結構あります。

サチュレーターのモードも、Tape(アナログテープ)、Mstr(デジタル)、Tube(真空管)、Iron/Steel(トランス)などを選べます。

個人的にサチュレーターはなんぼあっても良いと思っているので、サチュレーターの選択肢が増えるのはうれしいです。




  • British Channel
24 British Channel

British ChannelはSSL のコンソール4000Eに搭載されたチャンネル・ストリップを再現したもの。

私はSSLという言葉を聞いただけで少しテンションがあがります。

チャンネル・ストリップなので、イコライザー、ゲート、エキスパンダー、コンプレッサーといった一般的な処理を1つの画面で調整することができます。

イコライザーやコンプレッサーを別々に刺せば良いような気もしますが、このコンソールをとおすことで音に太さが出るのでSSLの音が好きだという人にとっては使い勝手が良いと思います。

チャンネル・ストリップをモデリングしたプラグインは他にもありますが、このBritish Channelは実際のコンソールと違って横長なので、見やすいと思います。


  • White Channel
25 White Channel

White ChannelはSSLの コンソールXL 9000Kを再現したもの。

British Channelと同様にイコライザー、ゲート、エキスパンダー、コンプレッサーといった一般的な処理を1つの画面で調整することができます。

British Channelよりも音がクリアで、コンプレッサーの効き方も滑らかです。

そのため、XL 9000KはヒップホップやR&B向けと言われています。


  • Lurssen Mastering Console
26 Lurssen Mastering Console


Lurssen Mastering ConsoleはT-RackS 5 Maxに含まれている訳ではなく、Total Studio 2 MAXに含まれているものなのですが、便宜上、ここで取り上げます。

Lurssen Mastering Consoleは「マスタリング・セットアップを呼び出すだけで、ハイ・クォリティなマスタリングを行うことができる」というマスタリングツール。

マニュアルの文章はやたら長いが、基本的にはマスタートラックにインサートして、画面上部から「Style」を選ぶというだけの簡単操作です。



  • ONE
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ONEは、EQ、コンプレッサー、エキサイター、エンハンサー、リミッターが含まれているマスタリング用のモジュールです。

手軽にマスタリングできるのが便利なところです。

詳しい使い方はSleepfreaksの説明が分かりやすかったです。





  • Metering
Metering

ピークメーター、RMSメーター、ダイナミックレンジメーター、フェーズスコープ、コアレションメーターなどを1つの画面で見ることができるプラグインです。

他のアナライザーだとバランス良くマスタリングされた曲は右下がりに表示されることが通常だと思いますが、このMeteringで同じ曲を分析すると平ら、若しくはやや山なりに表示されます。

あらかじめスロープが設定してあるのかも知れませんが、スロープを変更する設定もないようです。

自分でスロープを設定しなくて良いので便利と言えば便利ですが、スロープが設定されていない他の右下がりのアナライザーの表示に慣れていると混乱するかも知れません。

その他、このMeteringは様々な数値を1つの画面で確認できるのは便利なのですが、ウィンドウが非常に大きいです。

そのため、ディスプレイが1つしかない場合は、Meteringを表示させながら他の作業をするというは難しいと思います。

私は最近モニターを増やしてデュアルディスプレイ環境にしたので、Meteringを使う時は主にサブのディスプレイに表示させています。

表示するメーター類を選択して、必要に応じてウィンドウを小さくすることができれば便利なんですけどね。





  • Classik Studio Reverb (Plate、Hall、Room、Inverse)
Classik Studio Reverb

リバーブです。おそらくヴィンテージの実機のリバーブを再現したものだと思いますが、何をモデリングしたものかまでは分かりませんでした。

とりあえずRoom Reverbを使ってみましたが、結構音に色がついて変わる感じですね。

この他に、IK MultimediaはSunset Sound Reverbというリバーブも出していて、このSunset Sound Reverbはかなり評判が良いらしいのですが、残念ながらTotal Studio 2 MAXには入っていません。


  • Mic Room
29 Mic Room

現在wavなどで手元にある音を、他のマイクで録音したように音を変えるというプラグインです。

最初から曲に合ったマイクを使って録音をすれば良いような気もしますが、マイクは高いので個人で種類を揃えるにはお金がかかります。

手持ちのマイクで取ったボーカルなどの音が、しっくりはまらない場合に使ってみると面白いかなと考えていました。



  • Tape Echo
30 Tape Echo

Tape Echoは、ローファイな感じのエコー(ディレイ)をかけるためのプラグインですね。

見た目からしてもう古い音が出そう。

Echoplex EP3 という実機を再現したもののようです。

古ぼけた落ち、幻想的でノスタルジックな音を作りたい時に使えそうです。

使い方も簡単なので、悩む要素が少なく、手軽に使えるのも魅力です。



  • Quad Image
31 Quad Image

Quad Imageは4つの周波数帯に分けてMS処理を可能にするプラグインみたいですね。

どんな時に使うと便利なのかなと考えていたところ、IK MultimediaのTwitterに





と書いてありました。

なるほど。確かに便利そうです。



  • De-esser
32 De-esser

De-esserは、文字どおりディエッサー(ボーカルの歯擦音成分などを圧縮するコンプレッサー)なのですが、T-RackSのDe-Esserは2バンドや3バンドで動作するみたいです。

マニュアルには「周波数スペクトルを分割するバンド数を選択できます。2バンドに設定すると、ディエッシングアクションが高いバンドで実行され、3バンドを選択すると、選択した領域でディエッシングアクションが実行されるように、マージンを増減します。」と書いてあるのですが・・・よく分からない。

IK Multimediaのウェブサイトには「確かにこのプロセッサーの主な用途は、ボーカル・トラックでしょう。しかしながら、EQによる処理だと、あまりにも露骨な処理になってしまうような場合、ボーカル・トラックに限らず、ディエッサーによる処理が有効なことがあります。例えば、ハイハットやクラッシュ・シンバルがあまりにも耳障りの場合、・・・狙った帯域だけを抑えることができるT-RackS De-Esserなら、秘密兵器としてお使いいただけます。シンバルの帯域だけを正確に、かつ耳障りにならない程度にほんのわずかだけ抑えるといった、微妙な処理も可能なのです。」と書いてあります。

ディエッサーはいくつか手元にあるので、このT-RackSのDe-Esserの活用法がよく分かっていないのですが、いろいろとためしてみたいと思います。



以上、T-RackS 5 MAXに入っているプラグインの数の整理でした。


多かった。古いのもあるけど、それを考えてもお得なバンドルだと思います。

まだ全部使いこなせていないですが、これからまたいろいろと試してみようと思います。